「一昔前のコミュニケーションツール」と見られつつあるショートメッセージですが、今、その存在が見直されて新たなビジネスツールとして再評価されつつあります。

本記事ではショートメッセージをあらためて定義して、ビジネスツールとして進化する最新活用法を説明します。

なぜ「SMS」が選ばれる?
コミュニケーションにおける、SMSの強みと他のツールとの違いを利用イメージと合わせてご紹介
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【ショートメッセージ(SMS)とは】

ショートメッセージサービスは、携帯電話キャリア各社の用意するテキストメッセージ送受信機能です。

SMSと略称されることもあります。

詳しくはこちらをご覧ください

業界別のSMS活用最新事例をご紹介
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【ショートメッセージ(SMS) 配信サービスとは】

●どんな用途でつかわれるか

1人1台スマホを持つようになった現在では、最も所有者本人の目に触れやすい連絡ツールとなりました。
その便利さを活かして以下のような用途で使われています。

・本人認証

携帯電話にSMSを送信することで、新規アカウントの申し込みや、パスワード忘れなどにかかる再発行時に安全な認証を行うことができます。

ネット利用の一般化にともなって横行するサギ行為や悪意のあるなりすまし対策に最も有効なツールと言えます。

・重要事項の通知や告知

コロナウイルス予防接種や災害時の緊急情報などにSMS配信を活用している自治体が見受けられます。

また、一定規模の大型地震に関しては、主要携帯電話キャリア会社が自主的にSMS配信による緊急連絡を行っています。

また、SMSはさまざまな確認連絡としても活用されています。
契約の期限切れ直前のアナウンスや、飲食店の予約のリマインダーとして見かけることも多くなっています。

また、支払いの遅延や契約違反の是正に関する督促連絡などとして重宝されています。

【ショートメッセージ(SMS) 配信のメリット・デメリット】

●メリット

・メッセージ到達確認の高さと認知速度の速さ

スマホ利用者にSMSが届けば、遅くともその日のうちには配信されたことに気づけます。その認知速度は他のツールに比べて大きな武器で、最大のメリットと言えるでしょう。
また、一般メールのように大量のメールに埋もれて見逃すことが少なくなります。

・電話番号の情報だけで送信可能

携帯電話の番号さえ分かっていればすぐに送信できる点が、送信者側にとって大きなメリットとなります。

たとえば、以下のようなケースで大きなメリットがあります。

  • メールアドレスが分からない
  • 転居で住所不明などでも連絡可能
  • 顧客からの夜間緊急連絡などに対してSMSで対応方法を告知可能
  • スマホからWEBサイトや引合い内容の登録ページへ誘導可能

・一斉配信が可能

SMS配信サービスを活用すれば一斉送信が可能になります。

●デメリット

  • 有料である
  • 送信文字数の制限がある

デメリットは主に以上の2点が挙げられますが、どちらも致命的な問題とはなりません。
SMSの送信は有料ですが、郵便配送するよりは圧倒的に安いコストで利用できます。

文字数の制限に関しては、短文しか送れないため、詳細情報を載せることはできません。
しかし、WEBページへそのまま誘導するURLを記載しておけば、無限に情報提供が可能となります。

【ショートメッセージ(SMS) 配信サービスの使い方】

●多様なサービスとして展開が可能

前章でSMS配信の用途に関して簡単に例示してみました。
ここではもう少し詳細にイメージを膨らませてみましょう。

・飲食店の予約受付確認/ご来店日近くのリマインドメッセージ配信

最近は、WEB予約が可能な飲食店が増えてきました。
しかし、予約の無断キャンセルなどの被害が後を絶たないと言われています。

そうした被害を最少にするために、ショートメッセージによる予約受付完了のお知らせを送れます。

また、予約日間近に自動で送られるリマインダー機能として大きな効果を上げています。

・WEB通販、人材採用応募やコールセンターなどの受付確認メッセージ配信

飲食店と同様に、申し込みの間違い防止のため購入金額や数量の確認を行うことが可能です。

人材採用の場面でも、選考過程における合否連絡と次のステップに関する案内を行うことができます。

メールアドレスも把握出来ている状況が多いと思いますが、最大のメリットは本人へのメッセージ到達が最も早く、正確に伝わる事でしょう。

・アカウント認証用/パスワード不明時の再認証等のショートメッセージ配信

基礎的な使い方ですが、ユーザー側からすると困った時に最も頼りになる機能でしょう。

携帯電話所有者であることで本人証明が可能で、個人情報の入力などによってアカウントを認証します。
したがって高いセキュリティに保護されることになります。

・アンケート依頼

しばらく取引のない休眠顧客や、自社のWEBページや展示会などで得た情報を元に、自社商品やサービスに関するダイレクトマーケティングを行う目的でSMSアンケートを依頼します。

送付された相手も、返送する手間が郵便に比べて少なく、返信率の向上が見込まれます。

・個別マーケティングや特典キャンペーン告知(誕生日やバーゲンセール等)

前述のアンケートに通ずるところはありますが、相違点は、相手の記念日などに特典を付けるなど購買意欲を刺激する事を目的とした販売手法です。

【最適なショートメッセージ(SMS) 配信サービスを選ぶには】

最適なサービス選択のためには以下のポイントを確認することが重要です。
ひとつずつ見ていきましょう。

●セキュリティ対策/ISO27001(第三者認証)を取得しているか

個人情報を取り扱うサービスですので、配信サービス企業が個人情報漏洩の危険に関して高い意識と対策を持っているか、が何よりも重要です。

その目安になるのが、第三者による取り組み規格へ適合しているかどうかの判定です。
客観的な第三者として審査する機関があります。

審査機関がその企業の取り組み姿勢を審査して合否をつけることで、情報セキュリティを担保します。
SMS送信などを含めた情報セキュリティに関係する規格がISO27001となります。

●メッセージの到達確認

メッセージが対象者に届いたかどうかを手軽に確認できることも大切な要件です。
とくに、採用面接やクレーム関連の対応に関連するSMS、督促連絡などに有効です。

●国内接続方式と国際接続方式

接続は国内接続方式がお勧めです。

国際接続は悪意のある架空請求詐欺などに使われることがあるため、ユーザーが受信拒否にしていることが多く、国内接続方式の方がメッセージの到達率が高いと言われているからです。

●自社ITシステムとの連動可否

自社ITシステムとの連動が実現すれば送信先の情報管理が容易になったり、セキュリティ対策をより高度なものにすることができます。

【各社SMSサービス比較、最適なSMS配信サービスを選択するために】

近年、コンプライアンスやSDGsに対しての取り組みを最優先で強化すべき、という企業や世論の意識が高まっています。

今後もこの取り組みはいっそう強化されていくと予想され、企業活動はまずコンプライアンスありきの計画が不可欠になると言われています。

SMS配信サービス企業はもっと多くありますが、これからの時代は「ユーザーの安心」を担保できる企業を最優先にすべきでしょう。

そのためISO27001を取得している以下の4社で比較していきます。

サービス名
会社名
絶対リーチ
AI CROSS
SMSコネクト
アクリート
Cuenote SMS
ユミルリンク
SMS HaNa
日本テレネット
料金月額1000円
月100通まで無料
問い合わせ必要2000送信先/月
5000円
1通8円〜
送信量で変動
※見積もり要
初期費用なし30,000円なし
セキュリティISO27001
プライバシーマーク
国内接続方法
送信元表記の変更
自動システム連動(API)
双方向SMS(送受信)

絶対リーチ
https://www.zettai-reach.com/

SMSコネクト
https://www.accrete-inc.com/

Cuenote SMS
https://www.ymir.co.jp/

SMS HaNa
https://www.nippon-tele.net/

●料金

明朗な料金体系をホームページに掲載している絶対リーチがリードしています。
詳細の仕様を話すために見積もりが必要になることは当然ですが、すべてを「お問い合わせください」にするサービスは選びにくいののではないでしょうか。

●文字数

各社、70文字程度の配信が基本ですが、長文送付機能がオプションで用意されています。

●機能

送信元名称の変更機能の有無、SMSの双方向受信が出来る出来ないに違いがあります。
機能を網羅している点で、「絶対リーチ」が一歩リードしているようです。

●ユーザーインターフェースと設定の簡単さ

WEBページを見ただけで比較することは難しいようです。
各社、無料トライアルが用意されているので、実際に試して比較検討するのがよいでしょう。

企業の対応も目に見えない重要なポイントです。
こちらも実際に各社に声をかけて、企業と対話して提案を受けた上で比較検討するとよいでしょう。

【ショートメッセージ(SMS) 配信サービスは進化を続けている】

ここまで、さまざまな視点でSMS配信サービスの概要を確認してきました。
SMS配信のメリットは、

  • メッセージ到達率の高さ
  • ユーザーが到達を認識する速度の早さ

があり、連絡相手との密な連絡や確認、督促などが手軽に確実に行える点。

また、情報セキュリティに関する取り組みが行われているか、「ISO27001」の取得有無を確認することも重要です。

自社の求める機能について比較検証し、最適なサービスを見つけましょう。

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